第6回定時総会及び記念講演を開催しました。記念講演では、障害者の65歳問題を争った”浅田訴訟”について「障害を持つ人が安心して年を重ねるために」と題し、浅田達雄さん・吉野一正さん(支える会事務局長)・呉裕麻さん(弁護団長)の三名様に講演いただきました。そもそも65歳問題とは何か?なぜ浅田さんが訴訟に踏み切らざるを得なかったのか?地裁・高裁とごく常識的な判断であったにも関わらずなぜ6年もかかったのか?介護保険と自立支援法の根本的な違い…など、非常に理解しやすく語って下さり、講演後の質疑応答も活発になりました。
続く定時総会では2018年度の活動および会計報告がなされ、2019年度の活動予定および収支計画とともに満場一致の拍手で承認いただきました。議論の後でご意見として以下賜りました
「福祉オンブズ活動団体は各地にあるが、多くは行政の言わば”紐付き”で運営されている。そうでない本法人は、誰に対しても遠慮無く意見ができるという点で意義がある。量より質であり、相談を受け付けてくれる事が貴重」
これに対し副理事長より以下ご回答
「相談者へは、報復代行が法人の業務ではない事を説明していきたい。行政とは信頼関係を築いて来られていると近年感じるが、今後も”なれ合わない”真摯な信頼関係を続けていきたい」