NPO法人として第5回目の定時総会を開催しました。当日ご出席20名および15名様の委任状を賜りまして総会成立の上、昨年度事業/会計報告および今年度事業計画/予算案にご賛同をいただき、無事終えることができました。変わらず支えて下さる会員の皆様に、改めて深く感謝いたします。そして第3期の理事を選出するとともに、理事長として坂本圭理事を選任し、ご賛同をいただきました。

記念講演では「人権が尊重される社会のために〜ハンセン病問題から学ぶ〜」と題して田村朋久様(国立療養所長島愛生園 歴史館学芸員)よりお話いただきました。ハンセン病問題というと隔離政策の誤りとしての面があるものの、「隔離されることによって世間の迫害や差別から逃れることができた」側面や、家族や縁者に累を及ぼさないため自発的に入所した方の話もあり、政策だけで片付けることができない、私たち自身の意識の問題である事で、認識を新たにさせられたお話でした。

終了後に参加者から、浅田訴訟での岡山市控訴に至る経緯の共有があり、この問題に関しても法人として引き続き注視していく所存です。