田辺昭夫さん(倉敷市議)をお招きし『「なぜ、A型事業所で障害者は解雇されなければならなかったのか？」〜その問題点と今後の障害者就労のあり方を考える〜』と題してお話しいただきました。
障害者就労継続支援事業所（A型）が、多くの障害者を解雇したり廃業したりする事態について昨年来、県内では連日報道されています。一般市民の関心も高い内容だったため、たくさんの方にご参加いただけました。
まじめな障害者就労継続支援事業所が多い中、補助金目当てで参入し問題を起こす業者がいまだに存在することに憂えを感じてなりません。労働行政と福祉行政の両方にかかるA型事業所は、ときに心無い人に利用されることがあります。それを見破ることが難しい事情も語られました。人口比におけるA型事業所の利用者数は、全国の中でも岡山県が突出しており、数字の上では障害者雇用率が高い…そのカラクリ。高い雇用率の陰で、突然行き場を失いかねない障害者がいることは恐ろしいです。
根本の解決のためには国政や自治体の福祉行政を正していかないといけない事もよく分かりました。
当法人では、今後も人権擁護を学んでいただける機会を設けていきます、みなさまのご参加をお待ちしています。